ある朝、鏡を見て「えっ……」って固まったこと、ありませんか?
私はあります。 洗面所の明るい照明の下で、ふと頬に目をやったら、なんだかぼんやり茶色いものが。 え、これ、いつから? 昨日までこんなのあった?
じーっと見つめて、指でこすってみて、こすっても取れなくて、「あ、これシミだ」って気づいたときの、あのなんとも言えない気持ち。 わかる人にはわかると思います。
今日は、そんな「ある日突然シミに気づいてしまった主婦」だった私が、なんとなく続けていたことで「あれ、最近肌の調子がいいかも」って思えるようになるまでの話を、ゆるっとお話しします。
医学的にどうこうとか、そういう話は私にはできません。ただ、同じように悩んだひとりの主婦の体験談として、読んでもらえたらうれしいです。
鏡を見るのが、こわかった時期
シミに気づいてからしばらく、私は鏡を見るのが憂うつでした。
朝、メイクのとき。 お風呂上がり、ふと洗面所で。 車のサンバイザーの鏡を開けたとき。 スマホのインカメラを起動した瞬間。
そのたびに、シミが視界に入って、ちょっと気分が落ちる。
夫に「ねえ、このシミ、目立つかな?」って聞いても、「えー?どこ?ぜんぜんわかんないよ」って言うだけ。優しさなのか、本当に見えてないのか。たぶん、本当に見えてないんですよね、男の人って。でも自分にはくっきり見えるんです。
子どもに「ママ、ここなんかついてるよ」って指摘されたときは、もう泣きそうでした。 ついてるんじゃないの、シミなの、取れないの。
40代って、こういう「自分の変化に気づいてしまう」瞬間が増えますよね。 白髪、ほうれい線、まぶたのたるみ、首のシワ、そしてシミ。 ひとつ気づくと、芋づる式に他のも気になってきて、気がつくと洗面所に長居している自分がいる。
「もう仕方ない」と「あきらめたくない」のあいだで
シミに気づいてからの私は、ずっと揺れていました。
「もう年だし、仕方ないよね」 「でも、まだあきらめたくない」 「お金をかけてどうにかするほどでもないし」 「でも、放っておいたら増えるばっかりかも」
このあいだで、ずーっとぐるぐるしてました。 お金と時間が無限にあったら、エステにも美容皮膚科にも通えるんでしょうけど、現実は子どもの習い事代と、住宅ローンと、来月の食費を考える日々。
「自分にお金をかける」って、主婦にとっては、なんでこんなに罪悪感がともなうんでしょうね。
私が変われたのは、「特別なことをしなくていいから、今の暮らしのなかで、自分のためにちょっとだけ手間をかけてみよう」って思えた日からでした。
私がなんとなく続けていたこと
ここから、私が「気がついたら肌の感じが変わってきた」と思えたことを、お話しします。
何度も言いますが、これは医学的な話じゃないです。 ただ、同じ年代の主婦友達と話していると「あ、私もそれやってる」「えー、それで変わったの?」って盛り上がる話でもあるので、参考程度に読んでくださいね。
その1:お風呂上がりの「30秒以内ルール」
これ、いちばんゆるくて、いちばん効いた気がすることです。
お風呂から出たあと、私は以前、まず体を拭いて、ドライヤーで髪を乾かして、それから化粧水……みたいな順番でした。 でも、化粧水をつけるころには、もうお風呂から10分くらい経ってる。
それを変えました。 お風呂から出たら、まず顔。化粧水だけでもいいから、とにかく最初につける。
体を拭くより先。髪より先。 手のひらに化粧水をたっぷり出して、顔をパシャッと包んで、それから残りの作業に取りかかる。
これだけで、ほっぺたの触り心地が変わってきました。 カサカサしていた頬が、ふんわりやわらかくなる感じ。
きっと、お風呂上がりに肌から水分が抜けていく時間を、ちょっとでも短くできたのが良かったんじゃないかな、と勝手に思っています。
その2:朝の日焼け止め、たとえゴミ出しでも
これは、最初は本当にめんどくさかった。
「ちょっとそこまで」のゴミ出しに、日焼け止め? 洗濯物を干すだけなのに、日焼け止め? 正直、最初は「やりすぎでしょ」って自分でも思ってました。
でも、シミに悩み始めてから、いろんな本やネットの情報を見ていて、「日々の小さな日差しが、いちばんじわじわ来る」というのは、どこを読んでも書いてあって。
それで、洗面所に日焼け止めを置いて、朝、歯みがきのあとに必ず塗るようにしました。歯みがきとセットにすると忘れない。
ベタベタするのが嫌いだったので、サラッとしたミルクタイプを選びました。 これを始めて半年くらいたったころ、なんとなく「あれ、新しいシミが増えてない気がする」と思えたんです。
すでにあるシミがどうこうじゃなくて、「これ以上増やさない」ことができてるかも、という感覚。これが、けっこう自信になりました。
その3:ゆるくマッサージ、化粧水の手のひらで
エステに行く時間もお金もない私が、唯一できる「自分ケア」がこれです。
化粧水を手のひらに広げて顔全体に押し当てたあと、手のひら全体で、ほっぺたを下から上にやさしくなで上げる。 強くこすっちゃダメ。本当にやさしく、すべらせるだけ。
5回くらい、ゆーっくり。
ぐいぐい押したり、こすったりすると、かえって肌に良くないって聞いたので、本当に「なでてる」程度。
不思議なもので、これをやっていると、自分で自分をいたわっている気分になるんですよね。 「今日もおつかれ」「いつもがんばってるね」って、心のなかで自分に話しかけながらやってます。誰にも見られたくない時間ですが、これがけっこう心にも効いてる気がする。
その4:寝るときの照明を、本気で暗く
これ、意外と効いた気がすることです。
うちの寝室、もともと豆電球をつけっぱなしで寝ていたんです。子どもが小さいときの名残で。 でも、子どもも大きくなったし、ある日「もう真っ暗にしてみよう」と思って、豆電球も消してみたんです。
そうしたら、なんだか朝起きたときの肌の感じが、ふっくらしてる気がして。 気のせいかもしれません。気のせいかもしれないけど、続けています。
「夜はちゃんと暗く、しっかり寝る」って、なんだか体全体にとって大事なことなのかも、と素人ながらに思います。
その5:水を飲む。とにかく、こまめに
これも本当に基本中の基本なんですが、続けてみると違いを感じました。
私、コーヒー大好きで、気がつくと一日コーヒーしか飲んでない日があったんです。 それを、コーヒー1杯飲んだら、水を1杯飲むというルールに変えました。
水筒にお水を入れて、家事をしながらちびちび。 冷たすぎる水だと体が冷えるので、常温か白湯。
これを続けて気づいたのは、肌がカサカサする日が減ったこと。
シミに直接効いたのかはわかりません。でも、肌全体がしっとりしてきたら、なんとなくシミも目立ちにくく見える気がするんです。光の反射の問題かもしれないけど、それでもいい。
その6:緑黄色野菜を、ちょっと意識する
これは、夫が健康診断でひっかかってから、家族みんなで始めたことの副産物でした。
野菜を意識的に多めにとるようにしたら、なぜか自分の肌の調子も良くなった気がして。
特別なことはしてません。 にんじん、かぼちゃ、ブロッコリー、トマト、ほうれん草。 スーパーで安いものを、その日その日で買って、なんとなく食卓にひとつは「色のある野菜」を入れる。それだけ。
これも、シミに効いたって言い切れる話じゃないです。 でも、肌のくすみみたいなのが薄くなった気がする。透明感、って言うとちょっと言いすぎだけど、なんとなく顔全体が明るくなった気がします。
いちばん変わったのは、「気持ち」かもしれない
ここまで6つお話ししましたが、正直に言いますね。
私の頬のシミ、完全に消えたわけじゃないです。 うっすら残ってる。よく見れば、わかる。
でも、不思議なことに、シミが気にならない日が増えてきたんです。
これって、シミ自体が薄くなったからなのか、それとも、毎日ちょっとずつ自分をケアすることで「私、自分のこと、ちゃんと大事にしてるな」という気持ちになれたからなのか、よくわかりません。
たぶん両方なんだと思います。
肌の調子が良くなると、鏡を見るのがちょっと楽しくなる。 鏡を見て「今日もまあまあかな」と思えると、メイクも楽しくなる。 メイクが楽しいと、人と会うのも億劫じゃなくなる。 人と会って「あら、なんか調子よさそうね」って言われると、また自信になる。
このループに乗れたのが、いちばん大きかった気がします。
あなたに伝えたい、ひとつのこと
シミに気づいてしまったあなた、しんどいですよね。 私もそうでした。
でも、ひとつだけ言わせてください。
気づいた今が、いちばん若い今です。
10年後の自分が今のあなたを見たら、「うわー、若くてうらやましい」って思うはずなんです。 私たち、いつも「あのころは良かった」って過去を振り返るけど、未来の自分から見たら、今が「あのころ」なんですよね。
だから、何かを始めるのに「今さら遅い」なんてことはなくて。 お風呂上がりに化粧水を早めにつけるくらい、明日からでもできます。 歯みがきのあとに日焼け止めを塗るくらい、500円のものでも始められます。
大げさなことじゃなくていい。 お金をかけなくていい。 時間もかけなくていい。
ただ、「自分の顔を、ちょっと大事にしてあげる」。 それだけで、半年後、1年後に「あれ?」って思える瞬間が、きっと来ます。
さいごに
シミが気になりだしたあなたが、今日この記事に出会ってくれたのは、何かのご縁だと思います。
完璧を目指さなくていい。 すべてやらなくていい。 ひとつだけでも、「これならできそう」と思ったことを、明日から試してみてください。
そして、半年後、ふと鏡を見たときに「あ、なんとなく、調子いいかも」って思える日が来たら、それは、今日のあなたが、未来のあなたにあげたプレゼントです。
私と一緒に、無理せず、ゆるっとがんばりましょうね。
それでは、今日もどうぞ穏やかな一日を。
