先日、長女(小4)が、宿題を、していました。 学校の、社会科の、時間かな? 「昔の人の、暮らし」みたいな、テーマの、プリント。
隣で、洗濯物を、たたんでいた、わたし。 長女が、ふと、こう、つぶやきました。
「お母さん、昔の、原始人って、なに、食べてたの?」
「うーん、たぶん、肉と、木の実?」
わたし、なんとなく、適当に、答えました。
でも、答えた後、ふと、思ったんです。
「……わたし、実は、詳しく、知らない**」**
そして、もう一つ、素朴な、疑問。
「サルに、近かった頃の、人類って、そもそも、何を、食べていたんだろう?」
いま、わたしたち、コンビニで、簡単に、おにぎりが、買える。 スーパーで、お肉も、魚も、野菜も、揃う。 電子レンジで、あっという間に、温められる。 冷蔵庫が、あるから、食材を、保存できる。
そういうもの、全部、なかった時代。 そんな時、人類は、なに、食べていたの?
気になって、真剣に、調べてみました。 そしたら、これが、めちゃくちゃ、面白い、話でした。
今日は、その「人類が、サルに近かった頃、なに食べてたか、主婦のわたしが、想像してみた話」を、書かせてください。 これは、けっこう、壮大な話ですが、日常の、食卓と、けっこう、深く、繋がっている、話でも、あります。
まず、人類の、進化の、簡単な整理
主婦のわたし、正直、進化の話、詳しくは、知りません。 でも、調べたら、こんな、大まかな流れが、わかりました。
①サルに近い、時代(約700万年前〜)
- チンパンジーと、共通の祖先から、分岐
- 樹上で、暮らしていた
- 姿は、たぶん、いまの、チンパンジーに、近い
②猿人(アウストラロピテクス、約400万年前〜)
- 身長、約120センチ
- 二足歩行を、始めた
- サバンナに、進出
- 樹の上と、地面の、両方で、生活
③ホモ・ハビリス(約240万年前〜)
- 石器を、使い始めた
- 少しずつ、肉を、食べるように
- でも、火は、まだ、使ってない
④ホモ・エレクトス(約200万年前〜)
- 火を、使い始めた
- 調理を、始めた
- 身長、急に、180センチくらいに!
- アフリカから、ユーラシアに、移動
⑤現代人(ホモ・サピエンス、約20万年前〜)
- 投げ槍、弓矢
- 農業、畜産(約1万年前〜)
- 食事の、大幅な、多様化
なるほど、じゃあ、それぞれの時代で、何、食べてたの?
順番に、調べてみました。
サルに近い、時代の、食事
チンパンジーや、ゴリラの、いまの食生活を、参考にすると、 当時の、人類の食事は、たぶん、こんな感じ:
- 果実(木の実、季節の果物)
- 葉っぱ(若い、柔らかい葉)
- 根っこ(地面を、掘って)
- 種子(木の実の中身)
- 昆虫(シロアリ、幼虫、小さな虫)
- 鳥の卵(木の上の巣を、荒らして)
基本、植物中心。 そして、動物性タンパク質は、昆虫が、メイン。
想像すると、
- 朝、目が覚めたら、まず、木の上で、果物を、食べる
- 昼、地面に降りて、葉っぱや、根っこ
- 時々、シロアリの、巣を、見つけて、食べる
- 木の上に、鳥の巣、あった!卵、いただき!
「……」
これ、めちゃくちゃ、大変な、生活。
いま、わたしが、朝、パンと、コーヒーで、済ませてる時間。 昔の、人類は、たぶん、
- 木に、登って
- 果実を、探して
- 葉っぱを、選別して
- シロアリを、掘り出して
これらを、毎日、何時間も、続けている。 食べ物を、確保することが、人生の、大半。
「主婦のわたし、絶対、無理」
わたし、たぶん、3日で、餓死する(笑)
猿人の、時代(アウストラロピテクス)
猿人は、少し、地面での、活動が、増えた時代。
食事の中心:
- 果実、種子(継続)
- 地面の、根っこ、球根(掘って、食べる)
- 草の、実、種
- 昆虫
- 時々、小動物(かも)
まだ、肉食、そんなに、多くない、と、言われています。 基本、植物性。 時々、運がよければ、小動物。
そして、彼らは、手を、使って、食物を、集めるように、なった。 これ、大事な、進化のポイント。 手で、地面を掘り、木の実を、拾い、葉っぱを、選ぶ。
わたしたちの、いまの、料理も、この、 「手で、食材を、扱う」、 という、動作の、延長線上にある、と思うと、なんだか、感慨深い。
ホモ・ハビリスの、時代
ここから、少し、変化が、起きます。
石器を、使い始めた
尖った、石を、道具として、使う。 これで、
- 動物の、死骸を、切り分ける
- 骨を、割って、骨髄を、食べる
- 硬い、果実を、砕く
そして、肉食が、少しずつ、増えてくる。
でも、まだ、「腐肉あさり」が、多かった、と、言われています。
「腐肉あさり?」
これは、他の、肉食動物(ライオン、ヒョウ、ハイエナなど)が、食べ残した、動物の死骸を、 あとから、来て、食べる、こと。
つまり、初期の人類は、**「大自然の、お下がり」**で、生きていた、みたいなもの。
「……ちょっと、切ない**」**
でも、これが、リアル。 まだ、大きな動物を、狩ることは、できなかった。 だから、他の、肉食動物の、食べ残しを、狙う。
でも、これで、動物性タンパク質と、脂質を、しっかり、摂れるように、なった。 これが、人類の、脳の、発達に、繋がっていく、と。
そして、火の、登場(ホモ・エレクトス)
これ、人類の、食生活で、いちばんの、大革命。
約200万年前、火を、使って、調理を、始めた
具体的には、
- 山火事の、後に、燃え残った、倒木から、火を、持ち帰る
- 動物の、肉を、焼く
- 根っこや、木の実を、焼く
- 硬い、食物を、柔らかく、する
これ、めっちゃ、革命的。
理由:
①消化しやすくなる
- 生の食物より、加熱した食物は、消化が、楽
- 栄養の、吸収率が、上がる
- 体は、消化に、エネルギーを、使わなくて済む
- その分、脳に、エネルギーを、回せる
②殺菌できる
- 生肉の、細菌、寄生虫の、リスクが、減る
- 食中毒、減る
- 寿命が、伸びる
③食べられるものが、増える
- 生では、食べられなかったもの(硬い根、大きな肉)が、食べられる
- 食料の、選択肢が、広がる
④美味しくなる
- 加熱で、香ばしく、うまみが、出る
- 食事が、単なる、生存じゃなくて、楽しみに、なった
そして、ハーバード大学の、リチャード・ランガム教授の説によると、
「調理を、覚えたから、人類の脳は、大きくなった」
- 調理で、高カロリーの、軟らかい食品を、食べられるように
- 脳に、多くの、エネルギーが、回せる
- 脳が、大きく、進化した
- 結果、身長も、伸びた(180cmに!)
「火が、人類を、作った」
なんだか、詩的な、話です。
現代の、狩猟採集民は、何を食べているか?
面白い話が、続きます。
いまも、地球には、 狩猟採集の、生活を、続けている、人たちが、います。
- タンザニアの、ハッザ族
- ボリビアの、チマネ族
- 北極圏の、イヌイット
彼らの、食事を、調べると、 昔の、人類の、生活の、ヒントが、見えてくる、と。
驚きの、事実:
ハッザ族の、摂取カロリーの、70%は、植物
「肉食民族」というイメージ、実は、違うんです。 狩りの成功率、5割ほど。 毎日、必ず、肉を、食べられるわけじゃない。 むしろ、果実、根っこ、木の実、蜂蜜、これらが、主食。 肉は、たまの、ごちそう。
そして、彼らは、 高血圧、動脈硬化、循環器系の病気に、なりにくい、と。
つまり、 昔の、人類の、食事は、実は、健康的 だった、可能性が、高い、ということ。
わが家の、コンビニおにぎりと、比較
さて、ここから、主婦のわたしの、想像力の、時間(笑)
わが家の、朝食:
- パン(小麦、砂糖、油、たっぷり)
- コーヒー(カフェイン、砂糖)
- ヨーグルト(添加物、甘味料)
わが家の、昼食:
- そうめん(小麦、精製された、白い麺)
- めんつゆ(醤油、砂糖、たっぷり)
わが家の、夕食:
- ご飯(精製された白米)
- 味噌汁(まあ、これは、伝統食品)
- 主菜(スーパーの、肉や、魚)
- 副菜(スーパーの、野菜)
わが家の、おやつ:
- チョコ(砂糖、乳製品、カカオ、加工の極み)
- クッキー(小麦、砂糖、バター、加工)
- ポテトチップス(油、塩、加工)
これを、 サルに近い、頃の、人類の、食事と、比べると、
- 精製された、穀物、なし
- 砂糖、なし
- 加工食品、なし
- 乳製品、なし(大人になったら、乳、飲まない)
- 添加物、なし
- 甘い、飲み物、なし
……
わが家の、食事、加工の、オンパレード
わたしたち、現代人、 進化の過程で、慣れていない、食べ物を、 たくさん、食べているんですね。
これ、腸内細菌の、記事(前回のマツコさんの話)とも、繋がる話。 進化的に、体が、慣れている食事、 慣れていない、食事、 これらの、バランスを、考えることが、健康に、大事なのかも。
でも、便利さも、大事
「じゃあ、昔の、狩猟採集民みたいに、生きればいいの?」
いや、それは、無理(笑)
- 木に、登って、果物を、探す
- 地面を、掘って、根っこを、集める
- シロアリの、巣を、荒らす
- 腐った、シカの、死骸を、拾う
主婦のわたし、絶対、無理。
そして、現代の、生活の、便利さも、確かに、恵み。
- 冷蔵庫で、食材を、保存できる
- コンビニで、24時間、食べ物が、買える
- 電子レンジで、あっという間に、温まる
- 栄養バランスの取れた、加工食品
これらのおかげで、 わたしたち、家族は、食べ物のために、1日、何時間も、費やす必要が、ない。 その、時間を、家族との、対話や、仕事や、学習に、使える。
これも、進化の、成果。
じゃあ、どうしたら、いい?
現代の、便利さを、享受しつつ、 進化的に、体が、慣れている、要素を、取り入れる。
これが、たぶん、いちばん、健全な、道。
具体的には:
- 加工食品を、少し、減らす
- 旬の、果物と、野菜を、意識する
- 精製された、白いもの(白米、白パン、白砂糖)を、少し、控える
- 発酵食品を、取り入れる(味噌、納豆、キムチ、ヨーグルト)
- 時々、素朴な、食事を、楽しむ(焼き魚、蒸し野菜、玄米)
これ、無理せず、少しずつ。 「昔の人類ばりに、木の実だけで、生きる」、 なんて、極端は、必要ない。
現代の便利さ + 進化的な、根本の食
このバランスが、たぶん、40代後半の、健康の、コツ。
家族と、原始人の話
夕食のとき、家族に、この話をしました。
わたし:「昔の、原始人って、なに食べてたか、調べたの」 長女(小4):「なに、食べてたの?」 わたし:「果物、葉っぱ、根っこ、昆虫、時々、動物の、死骸の残り」 長女:「……ええ、昆虫??」 わたし:「シロアリとかね」 長女:「うわあ、食べれない」 長男(中2):「でも、意外と、栄養は、あるらしいよ」 わたし:「そう、タンパク質、豊富」
長女:「じゃあ、いまの、コンビニ、なかったの?」 わたし:「なかったよ、当たり前」 長女:「原始人、大変」
夫:「そりゃ、大変だ。俺、絶対、無理」 わたし:「わたしも、無理」
長男:「でも、火を、使うようになって、変わったんでしょ?」 わたし:「そう、火が、革命だったの」 長男:「学校で、習った気がする、ホモ・エレクトスとか」
中2の長男、意外に、詳しい。 社会科の、進化の、授業で、勉強しているみたい。
夫:「じゃあ、うちの、電子レンジは、火の、進化系だな」 わたし:「そういうこと」
夫、たまに、いいこと、言う。 電子レンジは、確かに、火の、便利な進化。
長女:「わたし、原始人だったら、たぶん、死んじゃう」 わたし:「うん、お母さんも」
家族全員で、深く、うなずきました(笑)
わが家の、ミケとソラは、どうか
わが家の、ミケ(雌9歳)と、ソラ(雄1歳)。 猫は、進化的には、 「完全な、肉食動物」。
- 野生の、猫の、祖先は、砂漠のヤマネコ(リビアヤマネコ)
- 生肉、小動物を、食べていた
でも、いまの、うちの、ミケとソラは、
- キャットフード(加工食品)
- 時々、ウェットフード
- 水
猫も、現代の、便利な食事を、しています。
たぶん、猫にも、 **「現代の、便利さ + 進化的な、根本」 という、バランスが、必要。 だから、たまに、生の、肉や、魚を、少し、あげる、というのも、いいかも。
主婦のわたしが、思うこと
このテーマを、調べていて、いちばん、思ったこと。
「わたしたちの、体は、実は、まだ、原始人の、体」
進化には、時間が、かかります。 農業が、始まったのは、約1万年前。 それ以前は、何百万年、狩猟採集で、生きてきた。
つまり、 わたしたちの、体の、根本的な、設計は、 まだ、狩猟採集民の、体。
- 甘いもの、大好き(果実の、糖分に、慣れている)
- 塩、大好き(貴重な、ミネラル源)
- 脂、大好き(高カロリー、貴重な、栄養)
これらが、現代では、 簡単に、手に入る、から、 食べすぎて、 生活習慣病に、なる。
「原始人の、体で、コンビニ食を、食べているのが、現代人」
これ、なんだか、深い、話。
そして、 「自分の、体を、大事にする」、というのは、 進化の、歴史を、尊重して、食べる、 ということなのかも、しれません。
山極寿一先生の、研究
調べていて、興味を、持った、日本の、研究者。
山極寿一(やまぎわ じゅいち)先生、京都大学の、名誉教授。
ゴリラ研究の、第一人者、で、 「人類の、共食(きょうしょく)の、起源」、について、研究している方。
「共食」というのは、 「みんなで、一緒に、食事をする」、こと。
先生は、こう、言っています。
「人類が、他の霊長類と、違うのは、共食する、こと」
チンパンジーや、ゴリラは、基本、 個人で、食物を、確保して、食べる。 一緒に、囲んで、食べる、という、習慣は、あんまり、ない。
でも、人類は、 「みんなで、集まって、火を、囲んで、食べる」、 という、独自の、文化を、育んできた。
「食卓を、囲む、というのは、実は、人類だけの、特別な習慣」
これ、聞いて、わたし、じんわり、感動しました。
わが家、毎晩、家族全員で、食卓を、囲んで、夕食を、食べています。 なんとなく、当たり前の、光景。 でも、これは、 何百万年の、人類の、進化の、結晶、 なんですね。
さいごに
人類が、サルに近かった頃、なに食べてたか。 主婦のわたしが、想像しながら、真剣に、調べてみました。
- 果実、葉、根、種、昆虫
- 樹上生活+サバンナへ
- 石器で、腐肉あさり
- そして、火を、使って、調理を、開始
- 脳が、大きくなって、身長も、伸びた
- 現代の、狩猟採集民も、意外に、植物中心
- そして、健康
わたしたちの、体は、 まだ、原始人の、体、かも、しれません。 だから、 現代の便利さを、享受しつつ、進化的な、根本を、忘れない、 これが、健康の、コツ、なのかも。
そして、 家族で、食卓を、囲む、という、 何百万年の、人類の、伝統。 これを、大切にする、暮らしを、続けていきたい、と、思います。
それでは、あなたも、今日の、夕食を、囲むとき、 ちょっとだけ、 「この、食事、原始人だったら、どう、感じるかな?」 と、想像してみてください。
きっと、いつもの、食卓が、 少しだけ、感慨深く、見えるはずです。
わが家、今夜も、面倒くさい家族と、 何百万年の、伝統である、共食を、続けます。
ぼちぼちと、参りましょうね。
