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洗濯機の「あのにおい」、私はこうして消えました

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洗いたてのはずのタオルを顔に近づけた瞬間、「うっ……」となったこと、ありませんか?

私はあります。 お風呂上がり、ふかふかのタオルで顔を拭いた瞬間に漂ってくる、あの雑巾みたいなにおい。 干したばかりのTシャツから、なんとも言えない生乾き臭。 洗濯機のフタを開けたとき、ふわっと立ちのぼる、なんかカビっぽい空気。

「ちゃんと洗ったのに、なんで?」 「洗剤、ケチってないのに」 「洗濯機買ってから、まだ数年なのに」

そう思いながら、もう一度同じものを洗い直して、それでもにおいが取れなくて、最終的に「もう一度お風呂で手洗いするか……」となったあの日。あれは本当にしんどかったです。

今日は、長年そのにおいに悩んでいた私が、いろいろ試したあげくに「あ、これかも」とたどり着いた、わが家での解決方法をお話しします。

特別な道具はいりません。高い洗剤も買いません。 ただ、ちょっとした順番と習慣を変えただけ。 それで、わが家の洗濯機は静かに、においを手放してくれました。


目次

まず、犯人は「洗濯機の中」にいる

洗濯したのにくさい。 これ、ほぼ間違いなく、洗濯機そのものが汚れているのが原因なんです。

最初に気づいたとき、ショックでした。 だって、毎日水を流して、洗剤も入れて、洗濯ものを洗ってる場所ですよ? なんでそこが汚れてるの? という感じ。

でも、よく考えてみると、洗濯機の中って、

  • いつもジメッとしている
  • 洗剤や柔軟剤の残りカスがたまっている
  • 衣類から出た皮脂や汚れも流れている
  • ホコリや髪の毛も入っている
  • フタを閉めっぱなしで風通しが悪い

これって、菌たちにとっては、たぶん最高のリゾートなんですよね。 わが家の洗濯機の裏側で、たぶんパーティーが開かれていたんだと思います。

洗濯ものを洗うたびに、そのリゾートの「におい」が衣類にうつる。 それが、あの雑巾みたいなにおいの正体。

ここに気づいたとき、私のなかで何かがカチッとはまりました。 「洗濯ものを洗う」前に、「洗濯機を洗う」必要があったんだ。


わが家のやり方:月に一度の「洗濯機お風呂タイム」

ここから、具体的に私がやっていることをお話しします。 本当にシンプルです。

用意するもの

  • 洗濯槽用のクリーナー(スーパーやドラッグストアで売っているもの。500円〜800円くらい)
  • 60度くらいのお湯(やかんで沸かしたお湯と、水を混ぜたくらいの温かさ)
  • ゴミをすくう網(100均のお風呂用のあれ。なければお玉でもOK)

これだけです。

手順

1. 洗濯機の中をカラにする あたりまえですが、まず衣類はぜんぶ出します。 あと、糸くずフィルターも取り外して、別で洗っておきます。

2. お湯を入れる ここがポイント。水じゃなくて、お湯。 うちの洗濯機は給湯機能がないので、バケツでお風呂のお湯を運んで、満水ラインまで入れます。お風呂の残り湯がぬるかったら、やかんで沸かしたお湯を足して調整。

冷たい水だと、汚れがあんまり浮いてこないんですよね。お湯にしてから、本当に世界が変わりました。

3. クリーナーを入れる 規定量を入れます。多めに入れたほうが効きそう、と思いがちですが、書いてある量で大丈夫。

4. 「洗い」のコースで5分くらい回す 全体に行き渡らせる感じで、ちょっと回します。

5. ここからが大事:そのまま放置 このまま、最低でも3時間、できれば一晩置きます。

私は夜寝る前にこの作業をやって、朝までそのまま放置する派です。 朝起きてフタを開けると……

ぎゃー!

最初にやったとき、本当に叫びそうになりました。 水面に、茶色とも黒ともつかない「何か」がプカプカ浮いてるんです。ワカメみたいな、ヘドロみたいな、見ちゃいけないもの。

これが、洗濯機の中にずっとへばりついてた汚れです。

6. 浮いたゴミをすくう ここで、網ですくいます。これをやらずに排水すると、また洗濯機の中に汚れが戻ってしまったり、排水ホースに詰まったりするので、ちゃんとすくうのが大事。

ゴミ袋にポイ。気持ちいいです。

7. すすぎ→脱水を2回 ゴミをすくったら、すすぎと脱水を2回くらい回します。

8. もう一度確認 2回目のすすぎのときに、まだ汚れが浮いてきたら、もう一度すくう。出てこなくなるまで繰り返します。


これを月に一度やるようになってから、わが家の洗濯機からは、あのにおいがしなくなりました。

正確には、最初の1回でかなりよくなって、3回目くらいで「あ、もう完全にしなくなったかも」と気づきました。 今は予防のために、月に一度のペースで続けています。


でも、いちばん大事なのは「毎日のひと工夫」かも

実は、月一の大掃除よりも、毎日のちょっとした習慣のほうが、においの予防にはきいてる気がしています。

私が変えたのは、たった3つ。

その1:洗濯機のフタを、開けっぱなしにする

これが、いちばん簡単で、いちばん効きました。

以前の私は、洗濯が終わったらすぐフタを閉める派でした。なんとなく、ホコリが入りそうで嫌だったので。 でも、それが間違いでした。

濡れた洗濯槽を、フタで閉じ込めてしまっていたんですよね。 そりゃ、菌たちも喜びます。サウナ完備、湿気たっぷり、栄養もあり。

フタを開けっぱなしにするだけで、洗濯槽がちゃんと乾く。 これだけのことなんですけど、本当に効果がありました。

「ホコリが入るんじゃ?」と心配な方へ。 私は半年以上開けっぱなし生活してますが、ホコリが目立つほど入ってきたことはありません。閉じ込めて湿気がこもるリスクのほうが、はるかに大きいと感じています。

その2:洗濯ものを、洗濯機にためない

これも、地味だけど大事。

「あとで洗うから」と、脱いだ服を洗濯機の中に放り込んで、フタを閉める。 これ、わが家でもよくやっていました。 でも、これがにおいの大きな原因。

汗を吸った服が、湿った洗濯槽の中で、フタを閉められて待機している。 これって、菌の培養装置と言ってもいいくらい(言い過ぎかな)。

うちでは、洗濯機の横にランドリーバスケットを置いて、そっちに脱いだ服を入れるようにしました。バスケットなら通気性があるから、湿気がこもらない。

100均の網カゴでも、無印のソフトボックスでも、なんでもいいです。とにかく「洗濯機の中に服をためない」習慣だけで、においがぐっと出にくくなります。

その3:洗剤と柔軟剤、入れすぎない

これ、私もずっとやってしまっていた失敗。

「汚れがしっかり落ちますように」と祈りながら、洗剤を規定量より多めに入れる。 「いい香りがしますように」と、柔軟剤もたっぷり入れる。

これ、逆効果でした。

洗剤や柔軟剤が多すぎると、衣類でも洗濯機の中でも、すすぎきれずに残ってしまいます。 その残りカスが、菌のごちそうになって、においを生む。

キャップの線をちゃんと見て、書いてある量を守る。 これだけで、洗濯ものの仕上がりも、洗濯機の中の様子も、ぜんぜん変わりました。

ちょっと余談ですが、柔軟剤を半分の量にしてみたら、なんと柔軟剤の香りがちゃんとするようになったんです。 今までは多すぎて、香りがこもって変なにおいになってたみたい。 「適量」って、本当によくできてるんですよね。


番外編:こんなところも、見直してみて

ここまでやっても、なんだかまだにおうな……というときに、私がチェックしたところをいくつか。

糸くずフィルター ここ、見落としがち。ぬめっとしてませんか? 取り外して、古い歯ブラシでこすり洗いして、ちゃんと乾かしてから戻す。月一の洗濯槽掃除と一緒にやると忘れません。

洗剤投入口 液体洗剤や柔軟剤を入れるところ、奥のほうがカピカピになっていたり、ぬめっていたり。 ここも、取り外せるタイプなら外して、ぬるま湯でしっかり洗います。

排水口 洗濯機の下の排水口、何年も見てないんじゃないですか? 私もそうでした。おそるおそる開けてみたら、それはもう……(ここでは詳しく書きません)。 ゴム手袋をつけて、ゴミを取り除いて、たまっていた水も流す。これで、洗濯機まわり全体のにおいが軽くなりました。

ドアのパッキン(ドラム式の場合) ドラム式を使っている方は、ドアの内側のゴムパッキン部分、めくってみてください。 たぶん、黒い汚れがついていると思います。古布や使い古しの歯ブラシで、優しくこすり取る。 これだけで全然違います。


「におわない洗濯機」がくれたもの

においが消えてから、わが家にちょっとした変化がありました。

まず、洗濯が憂うつじゃなくなったこと。 以前は「またくさかったらどうしよう」と、毎回ちょっとドキドキしながらフタを開けていました。今は普通の家事のひとつ。

そして、夫が洗濯を手伝ってくれるようになったこと。 これは予想外のおまけでした。 以前は「洗濯機がなんかくさい」と言って、夫はほとんど洗濯にノータッチだったんです。それが、においがしなくなったら、当たり前のように回してくれるように。

家族って、不思議です。 小さな「気になること」がひとつ消えるだけで、空気がふっとやわらかくなる。 洗濯機のにおいなんて、家のことのほんの一部なのに、それが家族の動きまで変えてくれました。


さいごに

洗濯機のにおい問題って、地味に毎日のストレスなんですよね。

ご近所さんに相談するほどでもないし、夫に言ってもピンとこないし、ママ友のあいだでわざわざ話題にするのも気がひける。 でも、自分は毎日、洗濯のたびにモヤモヤしている。

そんなあなたに、今日のお話が、何かひとつでもヒントになっていたら嬉しいです。

特別な道具も、高いお金もいりません。 ただ、洗濯機を「衣類を洗う機械」から「ときどき自分も洗ってあげる機械」と思ってあげるだけ。

それだけで、明日の洗濯が、ちょっと楽しみになるかもしれません。 タオルがふわっと香って、Tシャツがすっきり乾いて、家族が「なんかいいにおいだね」って言ってくれる日が、きっとすぐ来ます。

それでは、今日も無理せず、ゆるっとがんばりましょうね。


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この記事を書いた人

40代後半、夫と中2の長男、小4の長女、猫2匹(三毛のミケと
茶トラのソラ)と暮らす主婦です。ぬか漬けや家庭菜園、
お風呂掃除のちょっとした工夫、40代の体と向き合うこと、
猫との毎日 ── 完璧でも特別でもない、ふつうの暮らしの
中で「これ、わたしもそうだった」と思ってもらえる話を
書いています。

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