うちの茶トラのソラ、もうすぐ1歳になります。 保護猫で、わが家にやってきたのが昨年の夏。 小さな子猫だったソラが、今ではミケ(うちの先住猫、雌の9歳)と並んでも、もう同じくらいの大きさになりました。
そんなソラなんですが、最近、ちょっと気になることがあって。
目の下の毛が、いつのまにか、茶色く汚れている。
正確には、目頭から目の下にかけて、ふた筋、薄く茶色いシミのような跡。 近くで見ると、毛が固まっている部分もある。 あと、朝起きると、目の隅に黒っぽい目ヤニが、けっこうついている日が増えてきました。
「ソラ、なんか目のあたり、汚いね」 中2の長男も、気づいて声をかけてきました。 小4の長女も、「ねえ、ソラのお目目、大丈夫?」と。
私、最初は「あら、大変」と思いつつ、何をすればいいのか、よくわからなかったんです。
調べてみたら、これ「涙焼け」というやつらしい。 そして、目ヤニの増加と関係していることもあるそうで。
今日は、その「ソラの涙焼けと目ヤニに、わたしが取り組んでみた話」を、お話しさせてください。 同じ猫飼いの方の、何かの参考になれば嬉しいです。
※先に大事なことを書いておきますね。 目ヤニや涙焼けが、突然増えたり、片目だけ赤くなっていたり、目を気にしてしきりにこすっていたり、明らかにおかしい場合は、自己ケアをする前に、必ず動物病院に相談してください。 目の病気だと、悪化が早いことがあります。
まず「涙焼け」って何?
調べてみて、初めて知りました。
涙焼けというのは、目から流れる涙が、毛に付着して、酸化して茶色く変色した状態だそうです。 猫は通常、涙が出ても、毛づくろいで自分の顔をきれいにしてくれます。 でも、
- 涙の量が多すぎる
- 目の周りの毛が長い
- 顔の構造的に毛づくろいが届きにくい
- なんらかの炎症で涙が増えている
こんな理由で、涙が毛に残ったままになると、酸化して茶色いシミになる。 これが、涙焼け。
そして、目ヤニが多くなる理由は、いくつかあって、
- 乾燥した季節やほこりっぽい環境
- アレルギー的なもの
- 結膜炎や角膜の炎症
- 涙の質や量の変化
つまり、目ヤニも涙焼けも、「何か、目に負担がかかっている」サインなんだそうです。 たかが汚れ、と思ってはいけない、と知りました。
まず、動物病院に連れて行きました
調べてもよくわからなかったのと、ソラがまだ1歳前で若いのに目ヤニが多めなのが気になって、近所の動物病院に連れて行きました。
これ、いちばん正解の動きだったと思います。
獣医さんに目を診てもらって、目ヤニも採取して調べてもらって、結果としては、
- 「特に病気の兆候はない」
- 「ただ、目の構造的に、涙が出やすいタイプかも」
- 「乾燥や、季節の変わり目で、目ヤニが増えることもある」
- 「様子を見ながら、こまめにケアしてあげて」
ということでした。
「ホッ」、と、私、安心して家に帰りました。 病気じゃない、というのが、まず何より。 そして、自宅でできるケアを、獣医さんに教えてもらって帰りました。
もし、わたしが自己判断で「涙焼けね、ネットで調べたケアでやってみよう」と、病院に行かずに済ませていたら、もし病気だった場合、悪化していたかもしれません。 「まず病院、それからケア」、これは、大事だと、改めて思いました。
獣医さんに教えてもらった、わが家のケア
獣医さんから教わったこと+わたしが調べたことを、まとめて、わが家で実践しているケアを、ここに書きますね。 あくまで「ソラのケース」なので、お宅の猫ちゃんが同じケアでいいとは限りません。 何かやる前に、必ず動物病院に相談してくださいね。
①目ヤニを、こまめに拭く
これがいちばん基本。
朝、ソラが起きた時、目の隅についている黒い目ヤニを、コットンを湿らせて、優しく拭き取る。 ぬるま湯で湿らせるのが、いちばん刺激が少ない。 拭くときは、目頭から外側に向かって、一方向に。ゴシゴシしない。
これ、ソラ、最初は嫌がって逃げました。 でも、毎朝続けるうちに、少しずつ慣れてきて、今はちょっと顔を背けるくらいで、なんとか拭かせてくれます。 拭いたあと、ご褒美のおやつを1粒。 これが、ソラのモチベーション(笑)
②目の下の濡れた毛も、こまめに乾かす
涙が流れた跡が、湿ったままだと、そこからまた茶色く変色していく。 なので、目ヤニを拭いたあと、乾いた柔らかい布で、目の下の毛をそっと拭いて、乾かす。
これも、地味だけど大事、と教わりました。
③ペット用のクリーニング製品も、無理しない範囲で
ペットショップやネット通販で、「猫用の目元クリーナー」みたいな製品が売っています。 コットンに染み込ませて拭くと、汚れが取れやすい、というやつ。
わが家でも、ひとつ買ってみました。 ただ、ソラが嫌がるときは無理せず、ぬるま湯のコットンだけでケアしてます。 製品によっては、肌や目に合わない場合もあるそうなので、最初は少量で試して、合うかどうか確認することをおすすめされました。
④食事のこと
これは、獣医さんに「フード変えると、涙の量が変わることもある」と教わったポイント。
ただし、フードを変えるのは慎重にやる必要があって、いきなり全部変えるとお腹を壊すこともある。 そして、フードを変えれば必ず涙焼けが治るわけでもない。
わが家では今、ソラのフードを「少しずつ別の種類とブレンド」しながら、様子を見ています。 これ、効果があるかどうかは、まだ判定中。 急がず、ゆっくり、観察しながら、というスタンスです。
⑤環境を見直す
乾燥や、ほこりっぽい環境が、目に刺激を与えていることもあるそうで。
わが家では、
- 掃除をマメに(特に床のホコリ)
- 加湿器を季節によって使う
- 空気清浄機を、ソラがよくいる部屋に置く
これだけのことで、目ヤニが少し減った気がします(気のせいかもしれないけど、続けています)。
ソラの今の様子
ケアを始めて、たぶん3週間くらいになります。
涙焼け自体は、すぐには消えません。 茶色く変色した毛は、毛が生え変わる時期を待つしかない、と獣医さんに言われました。 新しい毛が生えるまでは、見た目はすぐに変わらない。
でも、新しく茶色くなる範囲は、明らかに減ってきた気がします。 朝の目ヤニも、最初の頃の「ガッツリ黒い塊」から、「ちょっとついてるな」くらいに、量が減ってきた。
ソラ自身も、目を気にしてこすったりすることが、ほとんどない。 食欲も、遊びも、平常運転。
毛づくろいをしているソラを見ながら、「ちょっとずつ、よくなっていけばいいなあ」と、わたしは見守っています。
ミケと比べると、よくわかること
うちの先住猫ミケ(9歳・三毛)は、若い頃から目の周りはずっときれい。 涙焼けも、ほとんどない。 朝の目ヤニも、たまについてる程度。
最初、ソラの涙焼けに気づいた時、わたしは「ミケはこんなことにならなかったのに、ソラは何が違うの?」と、ちょっと不安になりました。
でも、調べていくうちにわかったのが、
猫それぞれ、体質や顔の構造が違う。
目が大きい子、涙腺が活発な子、毛づくろいが下手な子、いろいろ。 ミケとソラを比べても、意味がない。 ソラには、ソラに合ったケアを、ソラのペースでしていけばいい。
これ、子育てとも、なんだか似てるなあ、と思いました。 中2の長男と小4の長女、それぞれ全然違う子。 比べることに意味はなくて、それぞれに合った接し方をするしかない。 猫も、人間と、同じですね。
子どもたちも、ケアに参加してくれます
ソラのケアを始めてから、地味に嬉しい変化がありました。
子どもたちが、ソラの目元を気にしてくれるようになったこと。
長女が、「ねえ、母さん、今朝、ソラちょっと目ヤニ多いよ」と教えてくれる。 長男も、ソラを撫でながら「目、もうきれいになったかな」と、覗き込む。
家族みんなで、1匹の猫の体調を気にする、その時間。 猫飼いの良さって、こういうところにもあるんだな、と思います。
ソラ、いい家族に拾われたんじゃない?と、たまにわたしは話しかけています。 わかってるのか、わかってないのか、ソラはお腹を見せてゴロンとするだけ。 それでいいんだと思います。
まとめ:わたしの今のところの結論
ソラの涙焼けと目ヤニに向き合って、わたしが学んだこと、整理しておきますね。
①まず動物病院 症状の正体を知らないと、ケアの方向性も決まらない。自己判断は避ける。
②目ヤニはこまめに、優しく ぬるま湯のコットンで、目頭から外側に。ゴシゴシしない。
③涙焼けは、すぐには消えない 毛が生え変わるまで、待つしかない。新しい範囲を増やさないことが大事。
④環境を見直す ホコリ、乾燥、空気の質。地味だけど、目に影響する。
⑤フード変更は慎重に 効くかどうかは個体差。急がず、観察しながら。
⑥猫それぞれ違う 他の猫と比べない。その子に合ったケアをする。
⑦ケアが続けられないなら、無理しない 猫が嫌がるなら、無理矢理やらない。これも大事。
さいごに
ソラの目の下の茶色いシミ。 これに気づいた日、わたしは「もしかして病気かも」と、けっこう動揺しました。 病院に連れて行って、「大丈夫ですよ」と言ってもらえて、本当にホッとしました。
そして、毎朝、コットンを湿らせて、ソラの目を拭く。 小さな日々のケアが、積み重なっていく。 これも、猫と暮らすことの一部なんですよね。
ミケのときは、こういうケアをほとんどしなくてよかった。 ソラには、これが必要だった。 それぞれの猫に、それぞれの手のかけ方がある。
そのちょっとした手間が、わたしと猫の絆を、たぶん、深くしてくれている気がします。
それでは、猫を飼っているみなさん。 お宅の猫ちゃんの目の周り、ふと気になることがあったら、まずは病院に。 そして、自宅でできる小さなケアで、長く一緒に暮らしていけますように。
