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家族で神社に行って、おみくじを引いた話。私が大吉、子どもは吉、夫はといえば

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先日、ふとした思いつきで、家族で近所の神社にお参りに行きました。

特に何かのお祝い事があったわけじゃないんです。 日曜日の昼下がり、夫が「最近どこも出かけてないな」と言い出して、長男(中2)と長女(小4)も「散歩でも行く?」と。 そういえば、家から歩いて15分くらいのところに、こぢんまりとした神社があるんですよ。 ミケとソラ(うちの猫2匹)はお留守番してもらって、わが家の4人で、ぶらぶらと歩いて。

神社に着いて、お参りをして、ふと社務所のところに「おみくじ 200円」と書かれた木箱を見つけました。

「ねえ、せっかくだから、引いてみない?」 わたしが言ったら、長女が「ひく!ひく!」と。 長男も「まあ、引くか」と、ちょっと興味ありげ。 夫は「そういうの信じないんだけど」と言いつつ、結局、財布から800円(200円×4人)を出してくれました。

今日は、その「家族でおみくじを引いた話」を、書かせてください。 結果が、それぞれ違って、最後にちょっと笑った1日のお話です。


目次

まず、わたしが引きました

おみくじって、引く瞬間、ちょっとドキドキしますよね。

わたしは、深呼吸して、木の箱に手を入れて、ガラガラと振って、1本取り出しました。 丸まった紙を、ゆっくり開く。

「大吉」

赤い文字で、大きく書いてありました。

「うわっ、大吉だって」 わたしの声に、家族みんなが寄ってきます。

長女が「いいなー、母さん」と羨ましそう。 長男が「マジか、運いいな」と。 夫は「ほうほう」と覗き込んで。

大吉って、なかなか引けないんですよね。 わたしも、たぶん10年ぶりくらい。 結婚してから、引いた記憶がないかもしれません。

「えっと、なになに……『願望:叶うべし』『健康:養生せよ』『金運:大いに上昇すべし』……」

読み上げながら、なんだかニヤニヤしてしまう自分。 **「金運、上昇すべし」**って、宝くじでも買おうかしら、と一瞬本気で思いました(笑)


次は、長女が引きました

「次、わたしの番!」と、長女が興奮しながら、おみくじの箱に手を突っ込みます。

引き上げて、紙を広げて、

「吉」

「きち!きち!」と、長女、跳びはねて喜んでいます。

子どもにとって、「吉」って、たぶん**「いいこと」**の代名詞なんですよね。 大吉も中吉も吉も、ぜんぶ「いい」というカテゴリー。

中身を読んでみると、「学業:努力すれば実るべし」「友達:大切にすべし」みたいな、小学生にぴったりの内容。 長女、それを真剣な顔で読んでいました。

「ねえ、母さん、これ持って帰っていい?」 「いいよ、お守りにしなさい」

長女、嬉しそうに、おみくじを大事そうにポケットに入れていました。


長男の番

中2の長男、ちょっとクールを装いつつ、おみくじの箱に手を入れます。

「めんどくさい」とか言いながら、内心ちょっと気になっているのが、母にはバレバレ。 思春期男子、こういうところがまだまだ可愛い。

引き上げて、紙を開く。

「吉」

「ふーん、吉か」と、長男、ちょっと安堵した顔。 本当はもうちょっといいやつ引きたかった、というのも、母にはバレバレ。

内容は「学問:精進せよ」「健康:大事にせよ」「友達:選びてつきあえ」みたいな、ちょっと大人びた内容。 長男、それを真面目に読んでいました。

精進せよって、何?」 「もっと頑張りなさい、ってことよ」 「うわー、それ嫌だな」

そう言いながらも、おみくじを丁寧にたたんで、ポケットに入れている。 こういうところ、長男、なんだかんだで素直なんですよね。


さて、夫の番です

長女と長男のおみくじを見届けたあと、最後に夫が引きました。

夫、引く前に「俺、こういうの信じないから」と、わざわざ一言。 信じてないなら引かなければいいのに、と思いつつ、まあ、いいか、と。

夫が、紙を開きました。

そして、その顔が、

「あれっ?」

少し止まりました。

「どうしたの?」 わたしが覗き込んだら、紙にこう書いてありました。

「大凶」

家族みんなが、固まりました。

そして次の瞬間、長女が「ぎゃはははは!!」と、爆笑しました。

長男も、「えええ、まじで?」と、慌ててもう一度紙を覗き込む。 中身を読むと、

「願望:叶わず、慎むべし」 「金運:財布の紐を締めよ」 「健康:特に注意すべし」 「失せ物:出ず」

もう、ぜんぶ「ダメ」って書いてある。

夫、しばらく無言で紙を見つめて、それから、ふっ、と笑って、

「いやー、こんなのね、確率の問題だから」

と、強がりを言っていました。


大凶って、めったに出ないんですよ

家に帰ってから、調べてみました。

大凶って、おみくじの中で、いちばん出にくいやつらしいんです。 神社によっても違いますが、だいたい全体の**1〜3%**くらいしか入っていない神社が多いとか。

つまり、夫は、100枚中1〜3枚しかない大凶を、見事に引き当てた

これ、ある意味、運がいいですよね。 普通に生きていたら、大凶なんて、一生引かない人だっている。 それを、200円で、サラッと引いてしまう夫。 これは、ある種の「大吉」と言えるんじゃないか、と、わたしはちょっと思いました。

長女と長男は、家に帰ってからも、「お父さん大凶!お父さん大凶!」と、はしゃいで囃し立てる。 夫、いつもならイラッとするはずなのに、その日はずっと笑っていました。 「大凶のお父さん、これで何かあったら、しゃれにならんなあ」と。


おみくじって、結ぶの?持ち帰るの?

ところで、おみくじって、神社に結びつけて帰る人と、持ち帰る人がいますよね。 わたし、これ、ずっとどっちが正解か知らなかったんです。

調べてみたら、

  • 「凶や大凶は神社に結ぶ」:悪い運を神社に預けて帰る、という意味があるそう
  • 「大吉や吉は持ち帰る」:お守りとして、自分で持ち歩く

という説明が、よく見られます。 ただ、これも厳密なルールじゃなくて、神社や地域によって違うらしい。 「自分の気持ちが落ち着くほうを選べばいい」と、ある神社のサイトに書いてありました。

ということで、わが家では、

  • わたし(大吉):財布の中に。お守りとして。
  • 長女(吉):勉強机の前に、テープで貼る(本人の希望)。
  • 長男(吉):机の引き出しに、こっそり入れた(母に見せたくないらしい)。
  • 夫(大凶):神社の結びどころに、しっかり結んできた。

夫、「こんなものは神社に置いて帰る」と、なんだか吹っ切れた顔で結んでいました。 信じないと言いつつ、しっかり対処しているところが、また、可笑しい。


おみくじの内容、よくよく読むと面白い

実は、おみくじって、結果(大吉/吉/凶)だけじゃなくて、書いてある中身のほうが本来は大事、と聞いたことがあります。

たとえば、わたしの大吉には、

「驕(おご)らず、人に親切にせよ」

という言葉が書いてありました。 **「大吉だからって、調子に乗るな」**ということですよね。 神社のおみくじって、けっこう厳しいことも書いてある。

長男の吉には、

「友を選びて、つきあうべし」

中2男子に対する、まっとうなアドバイス。 わたしも「いい言葉ね」と、ちょっと長男に念押ししておきました。 長男、「うん、わかった」と、これは素直に頷いていました。

夫の大凶にも、こう書いてありました。

「謙虚に身を慎めば、災いを免るべし

つまり、**「謙虚にしてれば大丈夫」という、希望の一文。 完全な絶望じゃなくて、ちゃんと「こうすれば乗り切れる」**という道筋を示してくれている。

これ、おみくじって、優しいんだなと思いました。 結果が悪くても、「じゃあ、こうしなさい」という指針を、必ず添えてくれる。


わたしが感じたこと

家族でおみくじを引いて、結果がぜんぶ違って、夫が大凶を引いて。

このちょっとした出来事が、なんだかいい思い出になりました。

普段、わが家の4人は、本当にバラバラなんです。 それぞれの予定、それぞれの趣味、それぞれのスマホ。 こうやって、4人が同じ場所に立って、同じことをして、結果を共有する瞬間って、意外と少ない。

200円のおみくじ、そして15分の散歩。 たったそれだけのことで、ひとつの「わが家の物語」ができてしまった。

長男が大学生になって、家を出る頃には、長女もたぶん思春期で、家族で出かけることなんて、もうほとんどないでしょう。 そうなったら、この日の「お父さん大凶事件」を、家族で振り返って笑える日が、きっと来る。 そう思うと、夫が大凶を引いてくれて、なんだか、よかった気もしてくる。


信じる、信じないじゃなく

夫が「俺、こういうの信じないから」と引いていたわけですが、結果が大凶だったとき、ちゃんと神社に結んで帰りました。 信じてないなら、結ぶ必要もないはずなのに。

これ、たぶん、

「信じる/信じない」じゃなくて、「文化として、その場の作法に従う」

ということなんだろうな、と、わたしは思いました。

おみくじも、神社も、初詣も、お盆も、お正月の鏡餅も。 科学的根拠があるか、なんて聞かれたら、たぶん、ない。 でも、そういう**「ちょっとしたお作法を、家族で共有する時間**」が、なんだか日本人の暮らしを、豊かにしてきたんじゃないか、と思います。

夫は「信じない」と言いながら、神社の作法には従う。 長女は「吉」を勉強机に貼って、ニコニコする。 長男は照れながらも、おみくじを大事にしまう。

それでいいんだと思います。 信じる/信じないじゃなくて、家族でその時間を共有した、それだけで、十分。


さいごに

近所の神社で、家族4人がおみくじを引いた、ある日曜日の午後。

わたしが大吉、子どもたちが吉、夫が大凶。 笑って、ちょっと驚いて、夫が「こんなのは確率の問題だから」と強がって、神社に結んで帰る。

それから家に帰って、わたしの大吉を財布にしまって、長女のおみくじを勉強机に貼って、長男のは引き出しに(本人いわく「秘密」)。 そして、しばらく、家族のなかで「お父さん大凶」のネタが、ちょっとした笑い話になりました。

これ、いい1日だったな、と、わたしは思います。 大吉だったから、じゃない。 家族でひとつの体験を共有できたから、いい1日だった。

おみくじの結果は、忘れちゃいます。 でも、家族で笑った時間は、なんとなく心の奥に残る。

それでは、もし機会があったら、ご家族で神社に行って、おみくじを引いてみてください。 誰かが大凶を引いたら、それは、たぶん、その日いちばんのネタになります(笑)


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