先日、ツール・ド・フランス2026について、記事を書きました。 テレビでたまたま見たら、面白かった、という話。
それから、家事の合間に、時々、テレビで、ツール・ド・フランスの中継を、ちらっと見ています。 選手たちが、絶景の中を、坂を登り、下り、風を切って走っていく。 本当に、超人。
ある日、テレビの解説者の方が、こんなことを、話していました。
「選手たちは、1日に、6000〜8000キロカロリー、摂取するんです」
わたし、キッチンでお茶を淹れていた手が、止まりました。
「……6000から、8000?」
はっきり聞こえたか、自信がなかったので、後で調べました。 そしたら、本当だった。
ツール・ド・フランスの選手は、1日に6000〜8000キロカロリーを、食べる
主婦のわたしとしては、これ、いろんな意味で、衝撃だったんです。 今日は、その「ツール・ド・フランスの選手の食事量に、主婦が驚いた話」を、書かせてください。
そもそも、6000キロカロリーって、どれくらい?
まず、この数字が、どれくらい、すごいのか、整理しました。
成人男性の、通常の1日の摂取量
約2,400キロカロリー(活動量にもよりますが、平均的な目安)
わが家の夫、たぶん、これくらい。 ちょっと、多いかもしれない。 たまに、麺類を大盛りで頼んで、後で「食べすぎた」と、後悔している(笑)
ツール・ド・フランスの選手
1日に、6,000〜8,000キロカロリー
つまり、
成人男性の、3〜4日分
1日で。
……???
一瞬、頭が、混乱しました。 3日分のご飯を、1日で食べる。 それを、23日間、続ける。
これ、体、大丈夫なの?
わが家の献立で、想像してみた
わが家の、1日の食事を、思い浮かべてみました。
わたし(体重、あんまり書きたくない、40代女性)、たぶん、1日1,800〜2,000キロカロリーくらい。 夫、2,400〜2,600キロカロリーくらい。 中2の長男、育ち盛りで、たぶん2,500キロカロリーくらい。 小4の長女、1,500〜1,700キロカロリーくらい。
わが家4人分、合計で、だいたい8,000キロカロリー前後
……。
ツール・ド・フランスの選手、1人で、わが家の4人分を、食べる
これ、想像したら、ちょっと、笑いました。
もし、選手が、うちに、遊びに来て、夕食を、一緒に食べたら? わたしが、家族4人分を、いつも通り作る。 そのすべてを、選手1人が、平らげる。 そして、家族4人は、お腹が空いたまま。
「やばい、家族の分がなくなる」
主婦としては、ちょっと、恐怖(笑)
じゃあ、何を食べているの?
気になって、選手の食事内容も、調べました。
これが、けっこう、興味深い。
メインは、糖質(炭水化物)
- パスタ
- ご飯
- パン
- オートミール
これらを、しっかり、たくさん、食べる。 理由は、筋肉のグリコーゲン(エネルギー源)を、補充するため。 自転車で、長時間、坂を登り続けるには、燃料が、必要。
タンパク質も、しっかり
- 肉
- 魚
- 卵
- 乳製品
筋肉の、回復のために。 毎日、200キロ以上、自転車を漕ぐと、筋肉が、ボロボロになる。 それを、翌日までに、修復しないといけない。
味付けは、シンプル
これ、意外でした。 選手の食事、味付けは、シンプルなんだそうです。 栄養補給を、優先しているから、凝った味付けよりも、素材の味で、大量に食べられるもの。
パンに、ハチミツやジャムを塗る、というのも、簡単な栄養補給の例。
レース中の、補給
これも、驚き。 ステージ中、ほぼ毎時間、エネルギー補給を、しているそうです。
- エネルギージェル(ブドウ糖を、即時に補給)
- エネルギーバー
- フルーツコンポート
これらを、走りながら、口に入れる。 血糖値を、一定に保つため。 これで、筋肉のエネルギーを、キープする。
わが家の朝食と、選手の朝食を、比べてみた
比較のために、朝食を、比較してみました。
わが家の、いつもの朝食
わたし:トースト1枚、コーヒー、ヨーグルト
- カロリー:約400キロカロリー
ツール・ド・フランス選手の、朝食例
朝、ステージが始まる前の食事:
- オートミール、ボウル1杯
- 卵、2〜3個
- パン、2〜3枚(ハチミツ、ジャム付き)
- 果物、豊富に
- 肉、または魚、少し
カロリー:約1,500〜2,000キロカロリー
朝ごはんだけで、わたしの、1日分と、ほぼ同じ。
しかも、これから、200キロ、自転車を漕ぐ。 その前の、燃料補給。 これくらい食べないと、途中で、エネルギー切れになる、と。
「朝ごはんだけで、そんなに食べるの、本当に、可能?」
わたし、朝、パンとコーヒーで、もう、お腹いっぱい。 2,000キロカロリーの朝食、想像するだけで、胃が、痛くなる。
選手の胃腸、鍛えられている
ここで、また、驚いた話。
これだけのエネルギーを、消化・吸収するためには、
「内臓の強さも、求められる」
そうです。
つまり、選手たちは、胃腸まで、鍛えられている。
これ、ちょっと、感動しました。 プロの世界って、そういうところまで、専門的に、鍛えているんですね。 運動能力だけじゃなくて、「食べる能力」も、プロ。
わたしが、1日にパスタ2皿を食べたら、たぶん、翌日、胃もたれで、動けない(笑) それを、選手たちは、23日間、続ける。 本当に、超人。
主婦のわたしの、食費計算
ここから、主婦らしい、地味な話。
もし、家族の中に、ツール・ド・フランスの選手がいたら、わが家の食費、どうなる?
これ、真面目に、計算してみました。
選手1人が、1日に必要な食材(ざっくり):
- パスタ、または、ご飯、たっぷり(1食で500〜700グラム)
- パン、5〜6枚
- 卵、5〜6個
- 肉、または、魚、300〜400グラム
- 野菜、果物、たっぷり
- 乳製品、しっかり
1日あたりの食費、たぶん、3,000〜4,000円?
そして、これを、23日間、続ける。
選手1人の、ツール期間の食費、約7〜9万円
わが家の、月の食費が、だいたい6〜7万円。 選手1人分で、わが家1ヶ月分。
主婦としては、「選手を、家族に加えたら、破産する」
これ、真面目な感想。 プロチームは、たぶん、選手の食事を、スポンサーや、栄養士の管理で、全部、まかなっている、と思います。 一般家庭じゃ、無理な、食費規模。
家族と、選手の食事の話
夕食の席で、家族に、この話をしました。
わたし:「ねえ、ツール・ド・フランスの選手、1日に6000〜8000キロカロリー食べるんだって」 長男(中2):「え、俺の3倍以上?」 わたし:「そう、あなたの3〜4倍」 長男:「それ、食べられるかな……」 長女(小4):「わたし、1日で、6000!?」 わたし:「小学生の、4〜5倍じゃない?」 長女:「絶対、無理」
夫:「まあ、それだけ動いてれば、消費するけどな」
夫の、いつもの、正論。
長男:「じゃあ、俺、ツール・ド・フランス、絶対、出れないな」 わたし:「まず、消化できないよね」
家族で、ちょっと、笑いました。 中2の長男、育ち盛りで、けっこう食べるほうだけど、それでも、選手の3分の1しか、食べられない。 プロの世界、本当に、別次元。
わたしが感動した、選手の努力
これ、調べていて、いちばん、感動したこと。
自転車で速く走るために、選手たちは、
- 体を、鍛える(当たり前)
- 技術を、磨く(当たり前)
- 戦略を、練る(当たり前)
これに加えて、
- 食べる量を、増やす
- 胃腸を、鍛える
- 栄養バランスを、細かく管理する
「食べる力」までもが、勝負の一部。
これ、日常の主婦の目線とは、まったく違う、プロの世界。 そして、その裏には、栄養士、シェフ、チーム全体のサポートが、ある。
「アスリートは、食べるのも仕事」 という言葉、これで、初めて、本当の意味を、理解しました。
主婦的な視点で、思うこと
ツール・ド・フランスの選手の食事、桁違いです。 でも、これって、実は、わたしたち、主婦の仕事の、真面目な、拡大版なんですよね。
主婦のわたしも、毎日、家族の食事を、考えています。
- カロリーが、足りているか
- タンパク質が、十分か
- 野菜が、しっかり摂れているか
- 家族の、好みに合っているか
- 食費が、予算内に収まるか
これを、毎日、当たり前のように、繰り返している。 プロの栄養士ほど、精密じゃないけれど、家族の健康を、守るために、頑張っている。
選手のシェフや、栄養士の方々、たぶん、わたしと、似た気持ちで、選手の食事を、作っている。 「この人の、明日のパフォーマンス」を、想いながら、料理を、準備する。
これ、なんだか、素敵な仕事だなあ、と、思いました。
わが家、今日の献立を、考え直してみた
選手の話を聞いた後、わたし、なんとなく、家族の栄養バランスを、改めて、意識するように、なりました。
- 中2の長男、育ち盛りだから、タンパク質、しっかり摂らせよう
- 小4の長女、成長期に必要な、カルシウム、意識しよう
- 夫、40代後半、糖質は控えめに、でも、しっかり
- わたし自身、四十肩もあるし、栄養バランス、意識しよう
「家族の、明日のパフォーマンス」
これを、意識するだけで、料理の作り方が、ちょっと、変わる気がする。
選手のように、6000キロカロリー、作る必要は、ないけれど、 家族の健康を、想って、食事を作る、その気持ちは、たぶん、プロの栄養士と、同じ。
さいごに
ツール・ド・フランスの選手、1日に6,000〜8,000キロカロリー。 主婦のわたしとしては、驚きと、笑いと、感動の、話でした。
選手の食事量に、いろいろ思うことはあったけれど、最終的には、
「家族のご飯を、真剣に作る、わたしの仕事も、地味に、大事なんだな」
という、ちょっと、自分を励ますような気持ちに、なりました。
それでは、これからも、テレビでツール・ド・フランスを見ながら、選手たちの、超人的な食事も、想像してみてください。 そして、あなたの、家族の食卓も、たぶん、その家族にとっては、**「明日のパフォーマンス」**を支える、大事な食卓。
ぼちぼちと、今日も、家族の栄養バランス、考えていきましょうね。
先日、ツール・ド・フランス2026について、記事を書きました
