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友人からアメジストをもらいました。信じるとか信じないとか、その前にね

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先週の土曜日。 高校時代からの友人(私と同い年、なので彼女もアラフィフ)が、わが家に遊びに来ました。

久しぶりに会って、お茶を飲んで、近況を話して。 帰り際、彼女が、小さな紙袋から取り出して、テーブルに置いたんです。

小さな、紫色の石。

「これ、あんたに」

聞いたら、アメジスト、というやつでした。 彼女、最近ちょっとパワーストーンに凝っているそうで、わたしにも、と。

私、こういうの、正直、よくわからない人なんですよ。 パワーストーンとか、天然石とか。 否定もしないけど、自分から興味を持ったこともない。

でも、友人がわざわざ選んで持ってきてくれた、その紫色の石を、わたしは手のひらに乗せて、しばらく眺めていました。

そして、ふと、思ったんです。

「これ、信じるとか信じないとかの前に、けっこう、きれいだな」

今日は、その「友人からアメジストをもらって、私なりに考えたこと」を、お話しさせてください。 パワーストーンに興味がある方も、ない方も、ちょっと読んでみてもらえたら嬉しいです。


目次

まず、アメジストって何?

恥ずかしながら、わたし、アメジストという石の名前は知っていたけれど、それ以上のことはほぼ知らなかったんです。

もらった日の夜、子どもが寝てから、ちょっと調べてみました。

アメジストは、紫色の水晶の一種だそうです。 水晶って、透明なやつ、というイメージありますよね。あの仲間で、紫色をしているもの。 紫色になる原因は、石の中に含まれる微量な鉄分と、地中での放射線の作用、とのこと。 これ、わたしの理解力が追いつかない部分ですが、要するに**「自然のなかで、長い時間をかけて、紫色に育つ石」**ということ。

それだけ聞いただけで、「へえ、すごい」と思ってしまいました。 地中で、何万年も、誰にも見られずに、紫色になっていく石。 それが今、わたしの手のひらに乗っている。 なんだか、ロマンがある。


「効果」を調べてみたら、いろいろあった

調べていくと、アメジストには、いろいろな「効果」があると言われていることもわかりました。

  • 心を落ち着かせる
  • 直感を高める
  • 悪夢を防ぐ(枕元に置くと良いそう)
  • ネガティブなエネルギーを浄化する
  • 古代ギリシャでは「酔わない石」と信じられていた

これ、読んでいて、わたし、ちょっと素直に頷けない部分もありました。

「悪夢を防ぐって、ほんとに?」 「ネガティブなエネルギーって、何?」

科学的に証明されているわけではない、というのが、わたしの感覚です。 医師でも研究者でもないわたしですが、それくらいはわかる。

でも、ね。


「ほんとうかどうか」とは別の話、なんだと思う

ここからが、わたしが今回いちばん書きたかったところです。

調べていて、こんなことが書かれていた記事がありました。

「アメジストの効果は、科学では証明されていないけれど、紫色には心を落ち着かせる『色彩心理』が確認されている」

なるほど、と思いました。

紫色って、確かに、見ていると静かな気持ちになる色なんですよ。 夕暮れの空、藤の花、なすび、紫陽花。 紫色のものを見ているときの、あの「ふっ」と肩の力が抜ける感じ。 これは、色そのものが持っている、人間への作用らしい。

それから、こんなことも書いてありました。

「石が直接、人体に影響を与えるわけではない。でも、人間の脳は『意味づけ』された物に反応する」

これも、わたし、すごく腑に落ちました。

友人がわたしに「これ、心が落ち着くって言われてる石なんだよ」と渡してくれた。 わたしは、その石を見るたびに、友人の言葉を思い出す。 「ああ、心が落ち着く石」と思って眺める。 そうすると、本当にちょっと、落ち着いた気持ちになる。

これって、石の力なのか、わたしの心の力なのか、わからないですよね。 でも、結果として、「落ち着いた気持ちになる」のは事実。 だったら、それでいいんじゃないかな、と思ったんです。


古代から続く、人間の「物への意味づけ」

調べているうちに、もうひとつ気になったことがあります。

古代ギリシャでは、アメジストは「酔わない石」と信じられていた、というくだり。

これ、面白いんですよ。 昔の人たちは、ワインを飲むときに、アメジストの器を使ったり、装飾品として身につけたりして、「これがあるから、酔わない」と思っていた。 もちろん、現代の科学では、石にそんな効果はない、とされる。

でも、こう考えると、わたしはちょっとワクワクするんです。

何千年も、人間って、石や物に意味を見出してきた。

ペットの首輪のお守り、玄関のしめ縄、初詣のおみくじ、お守り、神棚の榊。 ぜんぶ、科学的に効果が証明されているわけじゃない。 でも、人間は、それらを大事にして、暮らしてきた。

それは、たぶん、意味があるからなんですよね。 「効果がある/ない」という二択じゃなくて、その間に、もっと大きな「人間が、物に意味を込める」という文化がある。

アメジストも、たぶん、そういうものの仲間なんだろう、と思いました。


わたしの飾り方

ということで、友人にもらったアメジスト、わが家でどう過ごしているか。

最初は、寝室の枕元に置いてみました。 「悪夢を防ぐ」と言われている、というので、せっかくだから。

数日、置いてみました。 正直、悪夢が減ったかどうかは、よくわかりません(笑) わたし、もともとそんなに頻繁に悪夢を見るタイプではないので、判定が難しい。

でも、寝る前にふと枕元の石を見ると、なんだか、ちょっと気持ちが落ち着くんですよ。 友人がくれた石、という記憶も含めて。 これは、効果というより、わたしの中の「友人とのつながり」の象徴になっている、という感じ。

その後、寝室の小さな棚の上に、移しました。 窓辺で、朝日が当たると、紫色が透けてとてもきれい。 ミケ(うちの先住猫、雌の9歳)が、その棚の前を歩くたびに、ちょっと立ち止まって石を見ているような気がする(気のせいかも)。

今は、わが家のインテリアの、ちょっとしたアクセント。 それで十分、いい買い物(もらい物だけど)になっています。


信じる人を、否定したくない

ここで、ひとつ、書いておきたいことがあります。

パワーストーンとか、占いとか、神社の御利益とか。 こういう話を「科学的に証明されていない」「迷信だ」と切って捨てる人、たまにいるんですよね。 ネットの記事でも、テレビでも。

わたしは、その姿勢にも、ちょっと違和感を感じます。

確かに、科学的根拠はない。 それは、事実。

でも、その石を信じることで、心が落ち着く人がいる。 そのお守りを握りしめて、受験を乗り越えた人がいる。 神社で手を合わせて、明日も頑張ろうと思える人がいる。

それを「迷信だ」「無意味だ」と切り捨てるのは、人間の心の働きを、少し軽く見ているんじゃないかなと思うんです。

科学では証明できないけれど、確実に、その人の心に何かが起きている。 それは、ちゃんと意味のあることだと、わたしは思います。

逆もまた、しかり。 **「これを信じないと罰が当たる」「これを買わないと不幸になる」**みたいな脅し方をする人がいたら、それは、ちょっと違うとも思う。 信じることは自由だけど、強制されたり、利用されたりするのは、また別の話。

要するに、わたしが言いたいのは、

信じる人を否定せず、信じない人を強制せず、ご自分の感覚で受け止めるのがいちばん、ということ。


友人がくれた、ということ自体が大事

最後に、これは、わたしの個人的な実感です。

アメジストの効果がどうとか、科学的根拠がどうとか、いろいろ書きましたが、わたしにとっていちばん大事だったのは、

「友人が、わたしのことを考えて、選んで、持ってきてくれた」

ということ。

彼女、最近、パワーストーンに凝っている。 そして、そのなかで、わたしに合いそうな石を選んでくれた。 それを、わざわざ持って遊びに来てくれた。

これが、いちばん嬉しかったんです。

アメジストに本当に効果があるかどうか、わからない。 でも、友人がわたしを思って選んでくれた、というその気持ちは、確実にここにある。 わたしの手のひらにある、この紫色の石は、その気持ちの結晶。

そう思うと、なんだか、心が落ち着く。 これは、石の効果なのか、友人の気持ちの効果なのか、わたしの想像力の効果なのか。 たぶん、ぜんぶが混ざり合った、何か。

それでいいんだと思います。


さいごに

友人からもらった、ひとつの紫色の石。

調べてみたら、いろんな効果があると言われていて、科学的にはどうなんだろう、と思う部分もあって、でも、紫色そのものに心を落ち着かせる作用はあるそうで、古代ギリシャから人間は石に意味を見出してきたそうで、結局のところ、

石と人間と、どっちが「効果」を生み出しているのか、わからない。

でも、わが家の棚の上で、朝日に透ける紫色を見るたびに、わたしはちょっと、いい気分になります。 友人の顔を思い出して、いい時間を過ごしたな、と思います。

それで、十分。

信じるとか信じないとか、その前に、もらった気持ちを、大事にする。 そのくらいで、ちょうどいいんじゃないかな、と、わたしは思っています。

それでは、もしあなたも、誰かから何か小さなものをもらうことがあったら、その意味づけは、あなた自身に任されている、ということを、ちょっとだけ覚えておいてくださいね。


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この記事を書いた人

40代後半、夫と中2の長男、小4の長女、猫2匹(三毛のミケと
茶トラのソラ)と暮らす主婦です。ぬか漬けや家庭菜園、
お風呂掃除のちょっとした工夫、40代の体と向き合うこと、
猫との毎日 ── 完璧でも特別でもない、ふつうの暮らしの
中で「これ、わたしもそうだった」と思ってもらえる話を
書いています。

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